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「既存薬に抑制効果」アルツハイマー原因物質
 福井大などの研究チームは、くも膜下出血や緑内障に使われている「ROCK阻害薬」がアルツハイマー病の原因物質の蓄積を抑え、治療効果を持つ可能性があることを動物実験で確認したと発表した。認知症の大半を占めるアルツハイマー病は、脳の神経細胞の働きに必須の「タウたんぱく」が異常にリン酸化し、毒性の強い集合体(タウオリゴマー)を形成したり、さらに長い塊になったりして、神経細胞死を引き起すことが主な原因とされる。(2020年4月7日 日本経済新聞朝刊)
「血液1滴で早期診断」アルツハイマー病
 名古屋市立大の道川誠教授(神経生化学)らのグループは5日、微量の血液からアルツハイマー病の早期診断ができる可能性がある検査法を発見したと発表した。グループは本格的な臨床研究を進め、2~3年以内に実用化したいとしている。(2019年11月6日 日本経済新聞朝刊)
「希少薬 日本発で世界へ」政府も開発後押し
 日本の製薬各社が難病でもある希少疾患向けの開発を加速する。患者数が少なく企業が及び腰になる分野だったが、デジタル化の進展や政府の支援を背景に収益化が視野に入った。富士フイルムや武田薬品工業などは国内外で事業化を加速し、欧米大手に対抗できる収益源に育てる。効果的な薬が乏しかった希少疾患の治療法拡充が期待されるほか、患者数が多い他の難病への応用など技術・産業基盤の強化につながる可能性もある。(2019年3月25日 日本経済新聞朝刊)
「脂肪肝、血液で判定」健診で早期発見へ
 聖路加国際大(東京)と島津製作所(京都)は25日までに、肥満や糖尿病の人に多い「」非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)かどうかを判定するのに使える血液中の物質を特定したと発表した。健康診断などで調べれば早期発見できるようになり、肝硬変や肝臓がんに悪化するのを防げる可能性があるという。島津製作所は2020年の臨床応用を目指す。(2018年10月26日 日本経済新聞朝刊)
「感染症、新薬で防げ」国境越え猛威
 製薬各社が世界で広がる感染症対策として新薬の開発に乗り出す。武田薬品工業はデング熱のワクチンを2019年にも発売し、富士フィルムはダニが媒介する感染症で世界初の治験に踏み切る。感染症による死亡者は世界で年600万人に達しており、国境を越えた感染の広がりも深刻だ。国際貢献にもつながることから、開発の動きが活発になりそうだ。(2018年2月27日 日本経済新聞夕刊)
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